レース展望

7日間開催で男女混合戦の「下関市議会議長杯 クリスタルカップ お正月特選」は頼れる地元山口支部の大エース・寺田祥（山口）が降臨。11月のSGチャレンジカップでも予選3位通過から見事に優出。「グランプリに出るためじゃない。地元のSG戦だからこそ勝ちたい」と気合の走りを披露。惜しくも2着に終わりグランプリ出場も逃す結果となったが、地元の意地は見せた。今年1月の周年記念でも同じく優出2着と強豪集うグレードレースでも常に主役級の走り。今年の正月戦覇者でもあり連覇の可能性は相当に高い。
地元山口勢は他にも柳生泰二（山口）、海野康志郎（山口）、原田篤志（山口）、井本昌也（山口）、島川海輝（山口）ら役者はそろっている。中でも海野は7月以降、月イチペースで当地に参戦しており、寺田には一番の強敵になりそう。柳生もここ2年間で当地では5回の優勝を飾っており、ピカイチの勝負強さを誇る。
遠征勢では何と言っても稲田浩二（兵庫）の存在感が抜けている。当地は1月の周年記念以来の登場だが、2020年2月にはオール2連対と圧巻の走りで優勝し、同年4月の周年でも優出（3着）がある。淡水育ち（尼崎）ではあるが海水面も苦にしないタイプだ。
女子レーサーは初のA1昇格を決めた清水愛海（山口）、初のA2昇格を決めた野田彩加（山口）がそろって参戦。父と同時参戦の寺田空詩（山口）の走りにも注目したい。