公営競技のなかでは最も少ない出走数の6艇でレースを行いますので的中する確率も、公営競技のなかでは最も高いといえます。
それぞれの艇(ボート)には、番号と色が決められています。
レースはスタートラインを通過後、1 マーク・2 マークを順番に旋回して、レースコースを3 周(1 周600m×3=1800m)し、順位を決めます。
また、ターンマーク旋回する際、選手は様々な方法で曲がるのも醍醐味のひとつ!
代表的な「モンキーターン」に始まり、通常の体制から速度を一切落とさず旋回する「全速ターン」。
そのほかにもバイクの用に艇先を上げてのターン「ウィリーターン」、片足を後ろに大きく上げるターン「スコーピオンターン」など様々!
- 1 出場する6艇が「ピット」から一斉に飛び出していく、これが「ピットアウト」です。勝負はピットアウトの時点から始まります。
- 2 「ピットアウト」後、選手が得意なコースや勝てそうなコースを狙って駆け引きが行われます。
- 3コースが確定すると、
- 4スタートラインへの助走をはじめ、
- 5スタートラインを通過後レースが始まります。
ボートレースのスタートは、陸上競技のような横並びからのスタートとは違い、決められた時間内にスタートラインを通過する「フライングスタート方式」が採用されています。
スタートラインを他艇よりも早く通過すれば有利です。
選手は勝利のために限りなく0秒に近いスタートを目指しギリギリを狙います。
しかし、大時計が0秒を示す前にスタートラインを超えると「フライング(F)」。
1秒以上遅れてスタートラインを通過すると「出遅れ(L)」となり欠場となります。
その際、欠場艇に関する舟券は全て返還(払戻)されるので、くれぐれも舟券を捨ててしまわないようにしてください。
艇を操縦するボートレーサーは、強い順に、
とランク付けされています。
風が舞うと波乱も起きる
ザ・スタンダード水面
逃げあり、差しあり、マクリあり!下関はどこからでも予想を組み立てることができる水面だ。2017年4月に通年ナイター開催となった際にLED照明設備を整えたのだが、あわせて堤防を高くし、繋がっていた周防灘から満潮時でも波が入らなくなった。これにより海水のプール型水面となり体重差の影響も受けにくく、基本的に波が穏やかなケースが多い。スタート同体ならば1コースが逃げ、2コースは差し追走、センター勢が握って回る。ボートレース本来のスタンダードな予想が成り立つ。
次に水面のサイズを見てみよう。スタンドから1マークまでの広さは43mで全国平均の43.4mとほぼ同じ。1マークからバックストレッチ側の91mは全国平均よりもやや広く、思い切って握って回ることが出来る。特徴的なのはピットから2マークまでの距離が173mとなっており全国で2番目に長いこと。一番短いボートレース場よりも100m以上長くなっている。ピット離れの優劣がコース取りに反映される水面だ。
冬場の季節風に要注意
令和3年12月に更新された下関市環境白書に「冬期においては、北西からの季節風が強く」とうたわれている。スタンド側からの横風を意味するのだが、これが曲者。少し時間が変われば、追い風や向かい風にすぐに変化してしまう。12月~2月は特にスタート力が問われる時期であり、節間のスタートタイミングや展示航走に特に注目しておきたい。
オッズは舟券の配当金の予想払戻率を指します。
例えば、100円舟券に対し21.4倍の払戻が予想されている場合、配当金は2,140円となります。
舟券の種類は7 種類で全て100 円から購入することができます。
例えばレースで3番(赤)、4番(青)、2番(黒)の順番で入着した場合の的中舟券を種類ごとに紹介します。
舟券の種類 | 舟券の種類的中の目 | 的中率・その他 |
---|---|---|
単勝1着の艇を当てる。 | 3 | 1着 = 3のみを当てる。的中率は1/6 |
複勝2着までに入る艇を当てる。 | 3 または 4 | 2着まで=3または4を当てる。的中率は2/6 |
2連単1・2着の艇を着順通り当てる。 | 3 → 4 |
着順通りに1着3→2着4を当てる。1着4→2着3と買うと はずれになる。的中率は1/30 |
2連複1・2着の艇を当てる。 | 3 4 | 着順にかかわらず、3と4の組み合わせを当てる。 的中率は1/15 |
3連単1・2・3着の艇を着順通り当てる。 | 3 → 4 → 2 |
3着までに入った3、4、2を着順通りに当てる。 1着2→2着3→3着4などははずれになる。的中率は1/120 |
3連複1・2・3着の艇を当てる。 | 2 → 3 → 4 |
着順にかかわらず、3着までに入った2、3、4の3艇を 当てる。的中率は1/20 |
拡連複1~3 着までの2艇を当てる。 |
2 − 3 または 2 − 4 または 3 − 4 |
3着までに入った2、3、4の3艇の内2艇を当てる。 3着同着の場合は3着同士の組み合わせは除く。的中率は3/15 |
下関8レース2連単予想を500円で購入する場合
- 1 購入するボートレース場をマーク(例:下関)
- 2 購入するレース番号をマーク(例:第8レース)
- 3購入する舟券の種類をマーク(例:2連単)
- 4購入する艇(ボート)番号をマーク(例:1着1号艇 2着3号艇)
- 5購入する金額をマーク(例:5百円)
「フォーメーション」とは、1着~3着のどれかの艇を軸にして、買う方法です。
下関2レース3連単予想をフォーメーション400円で購入する場合
- 1 購入するボートレース場をマーク(例:下関)
- 2 購入するレース番号をマーク(例:第2レース)
- 3購入する舟券の種類をマーク(例:3連単)
-
4
フォーメーションの欄から購入する艇(ボート)番号をマーク(例:1着1号艇 2着2号艇 3着全通り(3~6号艇))
1・2・3着のどれかに全通りをマークすると、全通りをマークした着以外の着で選択していない全ての組の組み合わせになります。(全通りを選択することを「ながし」と呼びます。) - 5購入する金額をマーク(例:4百円)
「ボックス」とは、選んだ複数の艇の、全ての組み合わせを買う方法です。
下関2レース3連単予想をボックス100円で購入する場合
- 1 購入するボートレース場をマーク(例:下関)
- 2 購入するレース番号をマーク(例:第2レース)
- 3購入する舟券の種類をマーク(例:3連単)
- 4 ボックス投票の欄から購入する艇(ボート)番号をマーク(例:1号艇 2号艇 3号艇 (6点))
- 5購入する金額をマーク(例:1百円)
自動発売機
購入する金額を投入
マークカードを入れ精算ボタンを押す
舟券が発行されます
レース終了後、払戻機の投票券挿入口に的中舟券を入れて精算します
※返還(払戻)舟券についても同様となります。